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年齢5歳階級別男女別人口(2020年国勢調査)
熊本市は九州中央部に位置し、2012年(平成24年)4月に全国で20番目・九州で3番目の政令指定都市へ移行しました。2015年(平成27年)に人口ピークを迎えた後、2020年(令和2年)の国勢調査ではわずかに減少しています。国勢調査データをもとに熊本市の人口100年の軌跡を振り返ります。
熊本市の人口推移:1920年〜2020年
大都市比較統計年表の数値は現在の市域による遡及値です。1920年(大正9年)の人口は約26万7,000人でした。九州中央の中枢都市として着実に増加を続け、1985年(昭和60年)には約65万4,000人、2000年(平成12年)には約72万1,000人に達しています。
かつての九州の行政中枢
熊本市の地には古代、肥後の国府と国分寺が設けられ九州行政の要衝として機能していました。江戸時代には細川氏が54万石の城下町を築き九州有数の大都市へと成長しています。明治以降は陸軍の拠点(熊本鎮台・第6師団)や政府の出先機関が集中し九州における軍事・行政の中心地として機能してきました。
戦後、商業・経済の軸足が福岡市に移っていく中でも行政機能の集積はその後も続いています。現在も九州総合通信局・九州農政局・陸上自衛隊西部方面総監部など、九州全域を管轄する国の機関が熊本市に拠点を置いています。人口規模では福岡市・北九州市に次ぐ位置にありながら、行政上の役割という点では今も九州の中核的な都市のひとつです。
合併による市域拡大と政令指定都市移行
市制施行当時の熊本市は面積5.55km²・人口約4万2,000人にすぎませんでしたが、周辺市町村との合併を重ねて市域を拡大してきました。2008年(平成20年)10月の富合町、2010年(平成22年)3月の城南町・植木町との合併を経て面積390.32km²に達し、2012年(平成24年)4月に政令指定都市へ移行しました(出典:熊本市「熊本市のプロフィール」)。
2015年のピークとその後
熊本市の人口は2015年(平成27年)に約74万1,000人のピークを記録しました。2016年(平成28年)4月には最大震度7の前震と本震が相次いで発生した熊本地震により、市内に大きな被害をもたらしました(出典:熊本市「熊本市のプロフィール」)。2020年(令和2年)の国勢調査では約73万9,000人と2015年比で約0.3%の減少となっています。
人口ピラミッドで見る熊本市の年齢構造(2020年)
2020年の人口ピラミッドを見ると、20〜24歳の世代がやや厚くなっています。県庁所在地として若い世代の集まりやすい都市特性が反映されているとみられます。老年人口(65歳以上)は26.6%、生産年齢人口(15〜64歳)は59.7%、年少人口(0〜14歳)は13.8%となっています(年齢不詳を除いて算出)。
まとめ
熊本市の人口は1920年以来ほぼ一貫して増加を続け2015年に約74万1,000人のピークを記録しました。その後わずかに減少しており2020年は約73万9,000人です。
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