| 年 | 人口(人) |
|---|
年齢5歳階級別男女別人口(2020年国勢調査)
相模原市の人口は2020年国勢調査で72万5,493人。神奈川県内では横浜市・川崎市に次ぐ第3の都市です。しかしこの規模の都市が政令指定都市になったのは2010年のこと。その背景には大規模な市町村合併がありました。
相模原市はいつ政令市になったのか
相模原市が政令指定都市に移行したのは2010年(平成22年)4月1日です。全国で19番目、神奈川県内では横浜市・川崎市に続く3番目の政令市となりました。
合併で面積が3.6倍に拡大
転機となったのが2006年から2007年にかけての津久井郡4町との合併です。
- 2006年3月20日:津久井町・相模湖町を編入合併
- 2007年3月11日:城山町・藤野町を編入合併
この2段階の合併により市域面積は約90km²から約329km²へと3.6倍に拡大しました。山間部を含む広大な面積を取り込んだことで2010年の政令市移行につながりました。
人口推移から見る相模原の成長
1920年時点の相模原市の人口は約5万8,000人でした(現在の市域による遡及値)。当時は純農村地帯であり人口の動きも緩やかでした。
転換点は高度経済成長期です。東京のベッドタウンとして開発が進み1960年から1975年にかけての15年間で人口は約13万7,000人から約42万2,000人へと3倍以上に膨らみました。その後も増加を続け2020年には72万5,493人に達しています。
神奈川3政令市の中で際立つ人口密度の低さ
合併によって山間部を抱えた相模原市の人口密度は2,206人/km²です。同じ神奈川県の政令市である横浜市(8,630人/km²)・川崎市(10,731人/km²)と比べると相模原市の密度が際立って低いことがわかります。
広大な緑地・山岳エリアを含む一方、中心市街地(相模原・橋本・相模大野)には人口が集中しており市内でも人口密度の差が大きい都市構造になっています。人口ピラミッドを見ると、45〜54歳の団塊ジュニア世代の膨らみが目立ちます。高度経済成長期に親世代が流入し市内で生まれ育った世代が今も多く居住しているためとみられます。
人口密度(人/km²)・2020年国勢調査 ※相模原市をハイライト表示
人口密度:総務省統計局「令和2年国勢調査」
人口ピラミッドが示す高齢化
2020年時点の相模原市の65歳以上人口は18万5,236人で高齢化率は26.3%です。ベッドタウンとして一気に人口が流入した都市はその世代が一斉に高齢化するという課題を抱えます。相模原市の人口ピラミッドにもその傾向が読み取れます。
ベッドタウンから広域交流拠点へ
相模原市の橋本駅付近にはリニア中央新幹線の神奈川県駅が設置される予定です。開業後は橋本駅から東京都心までの所要時間が現在の約60分から約10分に短縮されるとされています。農村からベッドタウンへ、そして合併による政令市へと歩んできた相模原市にとって広域交流拠点としての新たな役割が期待されています。
まとめ
相模原市は津久井郡4町との合併という大きな転換を経て政令市となり現在の姿になりました。高度経済成長期の急拡大から近年の緩やかな増加ペース鈍化まで100年の人口推移を上のチャートとテーブルで確認してみてください。神奈川県内の他都市との比較は横浜市・川崎市の記事もあわせてご覧ください。
出典:大都市比較統計年表(横浜市)令和5年版※現在の市域による遡及値
合併歴・政令市移行:相模原市「市町村合併」
リニア中央新幹線:相模原市「リニア中央新幹線の建設」


コメント